今日から節約はじめよう♪ファミリー世帯、電気代が高い家電ランキング10(夏編と冬編)

20年以降、電気代は年々高くなっており、少しでも節約したいと考えている人もいるはずです。
電気代を節約するには、まずどの家電製品の使用料が負担になっているか理解する必要があります。負担になっている家電製品がわかれば、どのように対処すればよいのかもわかるはずです。
本記事では、電気代が高い家電製品を夏と冬に分けたランキングを紹介します。電気代の節約方法も解説しますので、家計の負担を軽くしたい方はぜひ参考にしてみてください。
電気代の高い家電製品ランキング5選【夏編】
電気代の高い家電製品ランキング5選【夏編】は、以下のとおりです。
- 第一位:エアコン
- 第二位:照明器具
- 第三位:冷蔵庫
- 第四位:テレビ
- 第五位:キッチン周りの家電
各家電に分け、なぜ電気代が高くなるのか、節約するにはどうしたらよいのか解説します。
引用:経済産業省エネルギー庁の「夏季の省エネ・節電メニュー」
【第一位】エアコン
エアコンは、夏場の平均電気代全体の約38.3%を占めています。
経済産業省エネルギー庁の「電気料金の変化」によると、2020年度以降から電気代が急上昇しています。2010年度と2022年度と比べると、電気代は約1.58倍になりました。
そして、電気代の約4割を占めるのが夏場のエアコンです。
気象庁によると1990年代には日本の年の気温は平均8〜9度で推移していましたが、2020年以降10度を上回るほど急激に上昇しています。熱中症リスクが高くなっているため、夏にエアコンを稼働させなければならない時間が増え、電気代の上昇につながっています。
【エアコン節電のコツ】
エアコンは稼働時に電気を多く使うため、30分程度の短時間出かけるときといった場合、そのままつけておいたままのほうが節約になります。また、稼働時「弱」にしておくと室内がなかなか涼しくならず、長時間電気を多く消耗します。そのため、自動運転に設定しすぐに設定温度に到達させ、その後に弱い電力で稼働させるとよいでしょう。
【第二位】照明器具
照明器具は、夏場の平均電気代全体の約14.9%を占めています。
夏場は外にいると危険であるため、室内ですごす時間が長くなりがちです。室内ですごす時間が長くなるほど、照明をつける時間も長くなってしまいます。近年はLED照明器具といった少ない電力で点灯するものもありますが、一昔前の器具、とくに蛍光灯はかなりの電力を消費します。
【照明器具節電のコツ】
照明器具は設置しているものによって消費電力が変わるため、LEDに変更したり調光機能をもったものに変更したりしましょう。リビングや寝室の照明を暗く設定するだけでも、電気使用量は2.5%も下がるといわれています。
【第三位】冷蔵庫
冷蔵庫は、夏場の平均電気代全体の約12.0%を占めています。
冷蔵庫は常時稼働させなければならず電気使用量が多く、夏場は冷蔵物が傷みやすくなるため「強」に設定しなければなりません。24時間常に高稼働している結果、電気代が高くなってしまいます。
【冷蔵庫節電のコツ】
冷蔵庫は稼働を低くするほど電気使用量が低くなります。しかし、夏場の冷蔵庫の稼働状態を下げると冷蔵物に悪影響があるため、稼働を低くする場合は冷蔵物の間に隙間を作って冷えやすい環境を整えます。また、扉の開閉を少なすれば、電気使用量を減らすことが可能です。
【第四位】テレビ
テレビは、夏場の平均電気代全体の約8.2%を占めています。
室内ですごす時間が長くなると、テレビをつける時間も長くなる傾向にあります。また、真剣にみていなくてもBGM代わりにつけっぱなしにしてしまう人もいるかもしれません。輝度を高い状態でつけっぱなしにすると、電力の消費量が多くなります。
【テレビ節電のコツ】
みていないときはテレビを消しましょう。また、YouTubeといった動画再生サイトで音楽を聞くだけのような場合、輝度を極限まで下げると節約になります。
【第五位】キッチン周りの家電(炊事関係)
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キッチン周りの家電(炊事関係)は、夏場の平均電気代全体の約7.8%を占めています。
キッチン周りには、以下のような家電があります。
- 電子レンジ
- オーブン
- 食器洗い乾燥機
- 炊飯器
- トースター など
ファミリーだと各種家電を使う回数も多く、電気使用量も増えてしまいます。
【キッチン周りの家電節電のコツ】
キッチン周りの家電は食事の準備以外の時間には使用しないため、待機電力がかからないようにコンセントからプラグを抜いておきましょう。また、炊飯は必要な分だけ炊くか、まとめて炊いて冷凍保存するのがおすすめです。長時間の保温は避けましょう。
電気代が高い家電製品ランキング5選【冬編】

電気代が高い家電製品ランキング5選【冬編】は、以下のとおりです。
冬も負担となる家電製品は夏とあまり変わらないものの、節約方法が夏とは異なります。
なぜ冬も電気代が高いのか、節約するにはどうしたらいいのかを把握しておきましょう。
【第一位】暖房器具
暖房器具は、冬場の平均電気代全体の約32.7%を占めています。
なお、暖房器具の電気代の割合は以下のとおりです。
|
家電名 |
電力の使用割合 |
|
エアコン |
17.0% |
|
電気ストーブ |
3.8% |
|
こたつ |
2.1% |
|
電気カーペット |
1.8% |
|
その他 |
8.0% |
暖房器具のなかで、突出して電気を使うのがエアコンです。
逆にほかの暖房器具はあまり、電気を使用していないことがわかります。
【暖房器具節電のコツ】
表のとおり、エアコンの電気使用量は多いため、ほかの暖房器具の利用を検討しましょう。また、エアコンを利用する場合、できる限り室内を密閉状態に近づけて暖房効率を上げることが大切です。ドアはきちんと閉めて、暖気が逃げないよう気を付けましょう。
【第二位】冷蔵庫
冷蔵庫は、冬場の平均電気代全体の約14.9%を占めています。
冷蔵庫は、冬場でもつけっぱなしにしなければなりません。とくにファミリーだと多くの食材を入れるため、内部の風通しが悪くなり冷蔵効率が下がります。
【冷蔵庫節電のコツ】
冬場は夏場に比べて冷蔵物が傷みにくいため、稼働設定を「弱」にしてもよいでしょう。また、冷蔵物は空間を空けて風通しをよくすると効果的ですが、冷凍庫は逆に詰め込むと冷えやすくなります。
【第三位】給湯器
給湯器は、冬場の平均電気代全体の約12.6%を占めています。
ファミリーの場合は洗い物や入浴回数が増えるため、お湯の使用料も増加します。とくに追い焚きは電力がかかるため、できる限りおこなわないよう注意しましょう。
また、手洗いが辛い時期でもあり、食器洗い乾燥機を頻繁に利用する人もいるはずです。卓上の食器洗い乾燥機は電力消費が激しいため、何度も利用する場合には注意が必要です。
【給湯器節電のコツ】
お湯を何度も沸かさなくてもよいように、お風呂に溜めたらフタをするなどの工夫が大切です。
もし給湯器を買い替える予定なら、エコキュートを導入するのも方法のひとつです。エコキュートは通常の給湯器に比べ、電気代が3分の1程度に抑えられるといわれています。導入費用は高いですが、検討してみるのもよいでしょう。
【第四位】照明器具
照明器具は、冬場の平均電気代全体の約9.2%を占めています。
夏場と同じく冬場も室内ですごす時間が増える傾向にあり、照明器具を点灯する機会が増加します。とくに冬場は日が落ちるのが早いため、点灯時間が増えてしまいます。
【照明器具節電のコツ】
蛍光灯シーリングライトをLEDに交換すれば、年間で約1,800円の節約になるといわれています。LEDは決して高いものではないため、全室蛍光灯を設置しているなら交換するのとよいでしょう。
【第五位】キッチン周りの家電(炊事関係)
キッチン周りの家電(炊事関係)は、冬場の平均電気代全体の約7.8%を占めています。
キッチン周りの家電は、夏場と冬場ではあまり電力消費に変わりがありません。夏場と同じ点に注意して利用していきましょう。
まとめ
夏と冬で家電製品の電気代の負担を分けて紹介しましたが、実は季節によってあまり順位は変動していません。そのため、負担上位の家電製品の節約方法を実行すれば年間の電気代を大きく節約できます。
ただし、過剰な節約は生活の質を落とす原因になるおそれがあります。家族に生活の負担をかけないよう配慮することが大切です。
また、建物の断熱性が高いほどエアコンの効果が高くなるため、家の性能も影響します。もし新築する予定があるなら、電気代の節約のために高い断熱性をもつ家を建てましょう。









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